2018年を振り返って

今年も大晦日となりました。
平成30年を一字で表すと「災」だそうですが、この一年様々な災害に遭い、世界は混乱の中で年が変わろうとしています。
日本は、大阪周辺と北海道胆振東部の地震、西日本豪雨、台風21号と24号によって大きな被害を受けました。豪雨と酷暑そして強烈な台風は、地球の気候変動と関わりがあると言われています。

世界の多くの国は「自国第1」の旗のもとに、世界全体の平安や国際協調は無視されつつあります。
米国トランプ大統領は「移民排斥、メキシコ国境への壁建設」「国民皆保険(オバマケア)廃止」「貿易赤字対象国(知的財産驚異も含め、特に中国)への関税高額化」「多国間自由貿易協定(TPPなど)撤退」「気候変動条約から撤退」など多くの反対を押し切り、身内の利益と自身への支持者に気に入る政策を強引に進めようとしており、米国は分断国家になりつつあるようです。
米国が世界でのリーダーとしての存在感を失っている間に、世界は混乱に向かいつつあるように思えます。北朝鮮の核兵器廃棄問題についても、トランプ・金正恩の電撃的会談を実現したものの、その後北朝鮮は中露韓からの支援をえて経済封鎖を無力化し核開発は密かに続けているようです。中東への軍介入についても首尾一貫せず、思いつきで場当たり的外交のようにも見え、シリヤはロシアが影響力を増しています。
英国は脱EUの道筋を見つけられず混迷しており、フランスは燃料税を発端に大統領の政策に反対するデモが暴徒化するなど混乱しています。EU内でも南北の対立があり将来が不透明です。

一方、日本は如何でしょうか。
選挙を意識しての大衆迎合的政策が横行し、財政健全化、医療費高騰歯止めへの福祉税制一体改革、過剰な規制見直し、農業改革、憲法改定、長期エネルギー政策、周辺海域の警備防衛体制など大事な問題は先送りされています。1990年代に比し、米国経済は2倍、EUは1.7倍に拡大しているのに、日本はほぼ同レベルで止まっており、このままでは、日本だけが取り残され衰退していく可能性が大です。
経済面でも、米国の混乱に端を発した株価暴落が日本にも及び、日本も株価暴落の中で新年を迎えることになりました。政治。経済ともに将来に不安を抱えた年末でしたが、来年は、政治・経済・産業・科学技術ともに、将来を見据えて課題を一つ一つ解決していくリーダーが求められています。

どうぞ皆様佳い年を迎えられますよう!




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